SEO のキホン―なぜ論理構造が必要なのか
SEOの基本的な要素のひとつに、HTML で文章の論理構造を構築することがあげられる。 ページのレイアウトや文字の装飾(太字やフォントカラーなど)はCSSで記述し、HTMLタグでは文章の論理構造を構築することになる。 これは、SEOをやっている人間にとっては非常に当たり前のことなのだが、いまだに、テーブルタグを使ってレイアウトをしたり、<br>タグのみで文章と文章の行間を作っているようなサイトが多い。Web標準やW3C勧告という一般人にはちょっと敷居の高い(でも、重要です)ことは、とりあえずおいておき、SEOにおいて「なぜ論理構造が必要なのか」について話していこう。
弊社でクライアント様のサイトにSEO施策をする場合、ほとんどといっていいほど、元はテーブルレイアウトになっている。
まずは、テーブルレイアウトを廃止し、CSSでのレイアウトにするように指示を出すことになる。
リニューアルサイトの場合は、最初から CSSでレイアウトするように指示を出すことになる。
CSSレイアウトでのコーディングに慣れていないクリエイターや、ブラウザ間のレイアウトのズレが生じやすい場合は、ついついテーブルレイアウトになってしまいがちである。
しかし、SEOを重視した制作の場合は、デザイン的にも見栄え良くするという条件があったとしても、テーブルレイアウトに頼らなくても済むような、デザインにするべきである。
SEOにとって、なぜ論理構造が必要なのか。
テキスト要素が多ければ、論理構造なんてどうでもいいのではないか。 そんな思いで、SEOにとっての論理構造の重要性を認識していないクリエイターは、ついついテーブルレイアウトにしてしまうのではないだろうか。 SEOにおいて、HTMLでの論理構造は、HTMLに書かれたテキスト要素を検索エンジンのクローラーに理解させるために構築する。
理解させるといっても、クローラーはキーワードやフレーズこそ読み取っていくものの、人間のように文章の行間の意味を感じて読み取ったり、自分が読んでいるテキストについて背景的な知識があるわけではない。
そこに書いてあることがすべてである。
例えば、「Fruit Cafe」というサンプルページを見てみよう。
以下のような感じで、HTML の見出しタグや段落タグを使用して論理構造を構築している。

<h1>りんご</h1>……大見出し
<h2>りんごの紹介</h2>……中見出し
<p>りんごには多くの種類があります。ふじ、デリシャス、ゴールデンデリシャス、ジョナゴールド、つがる、王林、紅玉、世界一などが有名です。味や大きさも様々で、「アルプス乙女」と呼ばれるミニりんごから(以下省略)</p>……段落
<h3>りんごの主な産地と特徴</h3>……小見出し
<p>りんごの主な産地を紹介しながら、日本だけではなく世界各地のさまざまなりんごの種類と特徴についてご紹介します。</p>……段落
この場合、大見出しで「このページは何について書いてあるか(→“りんご”について書いてある)」ということが分かり、大見出しに付随した中見出しを設けることで、再度「このページは“りんご”について書いてある」ということが明確になる。
さらに、段落タグを使用することで、テキストに文章としての意味のまとまりができあがる。
つまり、論理構造が正しければ、中見出し「りんごの主な産地と特徴」の後の段落タグには「りんごの主な産地と特徴」について書いてあるはずである。
実際にこのページでも、段落タグの最初が「りんごの主な産地を」で始まるので、中見出しと段落タグ内の文章のまとまりに意味が出てくる。
もし、見出しタグや段落タグを使用しないで、<br>タグやテーブルレイアウトだけでページレイアウトを構築したらどうなるだろうか。
人間がブラウザで見た場合、視覚的には恐らくあまり変わりないようにすることもできるだろう。
しかし、HTML を読み取っていく検索エンジンのクローラーにとっては、この見出しタグや段落タグがあるかないかが非常に重要になってくる。
つまり、すべてのテキスト要素がすべて繋がってしまうのである。
クローラーはこれらのテキスト情報の中から、キーワードとなる単語を拾い出していくことは可能であろう。
しかし、見出しタグや段落タグを用いないで記述した場合、テキストはメリハリがないものになり、何のことについて書かれているのか読み取りにくいと考えられる。
「りんご」というキーワードが大見出しに入っているから、「このページは“りんご”のページだ」という評価ができるが、そうでなければ、ワードの出現頻度の差は多少あるものの、「りんご」とそれ以外のワードの重要度は等しいものとして扱われてしまう可能性があり、ページ内のテーマ性を構築するという SEOの重要な要素にも影響を及ぼすことになる。
SEOにおける見出しタグや段落タグは、単にキーワードを強調するためだけのものではない。
ということです。早速自分のページを見直してみましょう。。。
このページも地道に見直します。。。
どこまでできるやら。。。

