【アクセス解析の次の一手】アクセス解析を見る際の注意点
アクセス解析の分析指標は多様化している。
ホームページやブログにおける目的やターゲット、効果を明確にすることが分析指標を定める際に、重要だという点である。
ただ、「自分のサイトはこの指標を元に分析していこう」と決めても、やはり、結果としてアクセス解析の活用に繋がらないケースもある。
活用するために必要な「アクセス解析の見方」に関する注意点について説明したい。
■ アクセス解析を見る際の注意点
アクセス解析の利用者に注意すべき点としてアドバイスするのは3点。
・分析結果は「自分のサイト」と比較する
・解析結果は「数値」でなく「比率」で見る
・結果の良し悪しは、「目標」を達成しているかどうかで判断する
この3点を意識して、アクセス解析のデータを見ると、サイトに対して気づく点がかなり変わってくるだろう。
■ 分析結果は「自分のサイト」と比較する
アクセス解析の利用者が気になる点として、「他サイトと比較してうちはどうなのだろう」「自分のサイトは同じカテゴリー内で良いのか悪いのか」といった点である。
これは、当然の考え方であるし、常に競合を意識してウェブビジネスを行うといった考え方は必要である。
ただ、アクセス解析においてはあくまで「自分のサイト」と比較することが重要である。
■ 分析結果を「他サイト」と比較するのは難しい
なぜ、アクセス解析の結果はあくまで自サイトの結果を比較するのか、以下に4点説明します。
〔説明1〕他サイトのアクセス解析の結果は分からない
そもそも、他サイトのアクセス解析データはほとんど公開されていない。
代替指標として、NetRatingsの「インターネット視聴率」などによって比較されることがあるが、アクセス解析とは取得方法などが異なるため、あくまで「目安」となってしまう。
さらに、アクセス解析データの場合、ツールによって取得方法などが異なるため、たとえ他サイトの数値が分かったとしても、同一のツールといった条件で取得していることが明確でない限り、比較するのは難しい。
〔説明2〕Webサイトの構成が多様化しており、比較対象を決めるのが難しい
例えば、Webサイトをすでに所有しているが、新しいコンテンツのWebサイトを立ち上げる場合を考えてみよう。
その際に、競合として比較するとすれば、同一の用途や利用方法のWebサイトが対象に挙げられる。
ただ、競合がそのコンテンツのWebサイトを持っていない場合はどうでしょう。
比較する際に、競合のECサイトと自サイトが構築する予定のコンテンツに特化したECサイトを比較した場合、ページビュー や訪問者数などアクセス解析データは格段に異なってしまうだろう。
アクセス解析データを見る場合、サイトの目的によって、比較対象を定めるのは難しい。
〔説明3〕リアルの競合と業界でのポジションはWebでは異なる
例えば、大手であってもECをこれから開始する場合は後発組である。
検索エンジンから訪問するユーザーが多い現在、実際の販売等の規模が小さくとも、先発でWebサイトを立ち上げている方が、初期の段階では有利になる。
また、Webサイトへの力の入れ方によっても実際の順位とは異なってしまう。
Webでは、現在のポジションによって、競合サイトを選定することは難しい。
〔説明4〕Web サイトにおける競合とリアルでの競合は異なるケースがある
例えば本屋さんを例にとると。。。
実際の店舗を設けている本屋の中で代表的な本屋と言えば、「紀伊国屋書店」などが思い浮かぶだろう。
ただ、Webの場合本屋といって最初に多くの人が思い浮かべるのが「Amazon.com」ではないでしょうか。
このように、競合がリアルでの競合と異なる場合、どこと比較すべきかといった問題がある。
■ あくまで「自分のサイト」と比較して考える
このように、Webサイトにおいて、アクセス解析データを見る視点では、「他サイトと比較してどうか」というのはあまり現状では意味が感じられない。
当然、競合と検索エンジンでの順位やユーザビリティなどを比較すべき点は多々ある。
ただ、あくまで自分のサイトが指標として比較する相手は「自分」であり、他サイトではないことを覚えておこう。
「解析結果は「数値」でなく「比率」で見る」点については次回。。

